お正月に、家族みんなでおじいちゃんの田んぼでたこあげしたんだ。
先生は線路の近くでたこあげしちゃだめっていってたけど、おとうさんは「風のむきはちがうし、ここならだいじょうぶ」っていっ
たし、おじいちゃんも「田んぼでたこあげすると、田んぼの神様がよろこぶよ」っていってたから。
田んぼの神様、ここでたこあげてもだいじょうぶだよね?
おじいちゃんの田んぼはとっても広くて、でこぼこしていて走るのがたいへんで、それに田んぼは風がとても強くてさむかった
んだ。だけど、おとうさんといっしょに田んぼの中を走っていると、だんだん体があたたかくなって、とても気もちよかったんだ。
おかあさんといもうとは、あまり走らなかったから、さむそうにしていたけど、たこが青い空にあがると、とてもよろこんでくれた
んだ。
田んぼのたこあげは、とてもたのしいおもいでになったんだ。
でも、おとうさんがピカピカにみがいたばかりの車は、田んぼ道を走ったから少しよごれちゃったね。
おじいちゃんちに帰ったら、ぼくがきれいに洗ってあげるね。
だから、またらい年のお正月も、おじいちゃんの田んぼでたこあげしようね。